*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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ディフェンディングチャンピオンを含む優勝候補者たちがボストンマラソン車いすレースに挑む
世界最速記録および大会記録を持つマルセル・フグとマニュエラ・シャーが、パトリオットデー(愛国者の日)に行われる第122回ボストンマラソンにタイトル防衛をかけ出場
現チャンピオンであるスイスのマルセル・フグとマニュエラ・シャーを含む8人の歴代ボストンマラソンチャンピオンが、4月16日(月)の第122回ボストンマラソン車いす競技に出場します。50人以上の車いす選手が、30,000人のマラソンランナーのスタートより先にホプキントンをスタートします。
メインスポンサーであるジョン・ハンコック社によって提供される賞金総額84,500ドル(約921万円)は男女それぞれ上位10位までの車いす選手に授与されます。男女優勝者にはそれぞれ20,000ドル(約218万円)が授与されます。
1年前に見事な優勝をおさめたフグとシャーは、ボイルストンストリートをトップで駆け抜け再び優勝を狙います。3年連続ディフェンディングチャンピオンのフグは、今回の優勝によりエルンスト・バンダイク(4連覇を2度達成)とスイスのレジェンド、Franz Nietlispachに続きボストンマラソン4年連続優勝、史上3人目となることを狙っています。シャーはボストンで2度優勝している唯一のスイス人女性であるEdith Hunkelerと並ぶことを目指しています。Jean Driscollは、ボストンマラソン女子車いすレースにおける最多優勝記録は、Jean Driscollが持つ8回です。
ボストン陸上競技協会(B.A.A.)CEOのトム・グリルクは、 「8人の歴代ボストンマラソンチャンピオンも出場する今年の車いすレースは、熾烈な争いになるでしょう。昨年はここボストンで、二つの世界最速記録が樹立されました。また、アボット・ワールドマラソンメジャーズシリーズⅩの締めくくりとなったこの地で、チャンピオンたちが栄冠を勝ち取りました。ボストンでの劇的なレースへの期待は高まっています。」と話しました。
2017年、フグとシャーはボストンのコースで大会記録と世界最速記録を樹立しました。フグは同じく1:18:04でフィニッシュテープを切ったボストンマラソン10度優勝のバンダイクをわずかにかわし優勝しました。バンダイクもまた2014年以来の優勝を目指し、ボストンに戻ってきます。バンダイクは大会史上最も多くの優勝を飾った選手です。
シャーは、それまでの大会記録である1:34:06を5分以上更新する1:28:17を1年前に記録しました。2016年に2位でフィニッシュしたシャーは、ボストン初優勝と車いすマラソン女子選手として初めて1:30:00を切る偉業を達成しました。フグとシャーは昨秋のTCSニューヨークシティマラソンでも優勝しています。
ボストンで4度優勝している、昨年4位のタチアナ・マクファーデンも再び戻ってくるので、シャーの2連覇は簡単ではありません。2013年から2016年まで4連覇しているマクファーデンは、2017年にボストンマラソンの自己最高記録を更新(1:35:05)しています。マクファーデンは心臓破りの丘を過ぎてからのペース配分を熟知しています。
他にも、日本の副島正純(2007、2011優勝)と山本浩之(2013優勝)、カナダのジョシュア・キャシディ(2012優勝)、そしてアリゾナのShirley Reilly(2012優勝)等、かつての優勝者たちがボストンに戻ってきます。山本は昨年3位に入賞し、キャシディは元ボストン大会記録保持者(1:18:25)です。
昨年2位と3位でフィニッシュしたアメリカのアマンダ・マグロリーとスザンナ・スカロニは、2018年大会で更なる上位入賞を目指しています。二人はボストンでの初タイトルを狙っています。ボストンマラソンに初挑戦するのは、ドイツのAnnika Zeyenです。車いすバスケットのドイツ代表で、金メダルと銀メダルをパラリンピックで獲得しているZeyenは、2年前に車いすマラソンに転向し、2017年TCSニューヨークシティマラソンでは6位入賞を果たしています。
今年のボストンマラソンは、AbbottWMMシリーズⅪの最後から2番目のレースとなり、シリーズは、ボストンに続くロンドンマラソン(4月22日)で最終戦を迎えます。ボストン、ロンドン、東京、ベルリン、シカゴ、ニューヨークで年間を通して獲得されるポイントにより、男女それぞれに50,000ドルを授与する選手が決められます。フグとシャーは現在それぞれ91ポイントと84ポイントで2位に大差をつけ、1位につけています。
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