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開催まであと
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ランナーの方に向けたご案内です。
大会当日、コース沿道に救護所を設営します。コース前半は約5km毎、コース後半は約2km毎、さらに、フィニッシュ地点周辺にも救護所を設営します。
各救護所には、医師、看護師、トレーナーが待機し、主にケガと急性のランニング傷害に対応します。慢性症状や慢性疾患に対する薬は準備していません。いつも使っている薬がある方は、ご自身で準備してレースに参加してください。
また、消炎鎮痛スプレーは準備しておりません。
多い傷病
図は2018年と2019年大会で救護所を利用したランナーの傷病名です。(2020年大会はエリートランナーのみで行ったため、ここには示してありません)。
筋肉痛、関節痛、下肢けいれん、疲労が多く、次いで、マメ・靴擦れ、挫創・擦過創(すり傷)となっています。例年、ほぼ同じ傾向がみられています。
低体温については要注意です。昨今、寒い日々が続いており、低体温症の発生が増えることが想定されます。最近10年間の1月の最低気温(国土交通省気象庁サイト_各種データ・資料より)の平均を図に示します。2022年1月は2番目に低いことがわかります。
寒さへの対策は、次項5) 薄いランニングウェアを参照してください。
1) 練習不足
今回の東京マラソンが初めてのマラソンという方は要注意です。マラソンを完走できるだけのスタミナを身につけられるよう、早い時期から十分練習を行ってください。
2) 疲労の蓄積
大会直前に無理な走り込みをしないようにしましょう。直前は練習を少し控えめにするのも一法です。疲れを残さないようにしましょう。休養も練習のうちです。
3) 早すぎるペース
他のランナーのペースにつられて、つい自分のペースを見失いがちです。無理のないペースで走るようにしてください。
完走を目標とするなら、最初から無理をして飛ばす必要はありません。仮に後ろの方からスタートしてからスタートライン通過までに約30分を要したとしても、時速約6~7km台で走り通せば制限時間内にフィニッシュすることができます。1kmあたり約8~9分台のペースです。 ~ としたのは、各関門での閉鎖時間に若干の差があるためです。
4)脱水症
こまめに水分を補給するようにしてください。ただの水だけでなく、電解質を含んだスポーツドリンクも適宜飲むようにしてください。フィニッシュまでに時間がかかるランナーは、水分だけでなく、「塩飴」も携行するといいでしょう。
5) 薄いランニングウェア
レース後半、午後になると気温が下がることがあります。また、後半は疲労によりペースダウンしたり、ひいては歩いてしまうと、体からの熱産生が減少して低体温症になる可能性があります。後半に自信のない方は、着たり脱いだりしやすいウェアを1枚携行して走るといいでしょう。ただし、アスリートビブスが見えなくなるのは困りものです。特にフィニッシュの際は、アスリートビブスが見えるようにしてください。
6)馴れないウェア
普段の練習で走りやすいウェアを探しておきましょう。普段と違うウェアで走ると、思わぬところが擦れてしまうことがあります。比較的多くみられるのが、股ずれです。また、男性の方の乳首がウェアで擦れてしまうのも散見されます。
7) 馴れないシューズ
当日新しいシューズを履くのは禁物です。普段の練習で走りやすいシューズを見つけ、また大会当日は少し馴らしたシューズを履くようにしましょう。
8) 大会前の故障・体調不良
どこか痛いところはありませんか?痛いところに無理が加わると、疲労骨折、肉離れなど大きなケガに発展することがあります。
風邪をひいたり、インフルエンザにかかったりして、まだ体調が回復していない方はいませんか?大会を棄権する勇気も大切です。
天災、事故などにより、マラソン大会が中止になることも想定しないといけません。たとえば、東京都内において震度5強以上の地震が発生した際は、大会主催者の判断によりマラソン大会は中止になります。スタート後にマラソン大会が中止になった場合は、周囲の状況を見ながら無理をせず走行を中止してください。
ランナーの方は、以下の持ち物を携帯してレースにご参加する事をお勧めします。
1.スマートフォン、または、携帯電話
帰宅時の連絡手段、情報収集
2.交通系ICカード(パスモ、スイカなど)
帰宅時の交通手段
重要なお知らせが、記載されています。
また、持込み制限(水筒類、ビン、カン、ペットボトル、スプレーなど)もあります。
必ず、事前に配られる「参加のご案内」を読んでから準備をしてください。