2025年3月2日(日)に開催する「東京マラソン2025」に向け、一般財団法人東京マラソン財団は日本最大級のランニングトレードショー「東京マラソンEXPO 2025」を東京ビッグサイトにて開幕しました。
オープニングセレモニーには、オフィシャルパートナーを代表して東京地下鉄株式会社の福田至常務執行役員、東京マラソン財団理事であり日本陸上競技連盟副会長を務める有森裕子さん、大会公式イメージソング「ALL UNITED」を歌う西川貴教さん、東京マラソン財団の早野忠昭理事長が出席。主催者を代表して挨拶に立った早野理事長は「スポンサー、イベントに関わるスタッフ全員、それからランナーの皆さまに支えられた東京マラソンです。今日のEXPO、そして大会当日と、皆さんが安心・安全な大会の中で楽しんでいただければと思います」と、参加するランナー、大会に関わる全ての人たちに向けて呼びかけました。
続いて、早野理事長、福田常務執行役員、有森さん、西川さんがゲート除幕を実施。午前10時に晴れてゲートがオープンすると、早朝から集まった大勢のランナーがボランティア、スタッフらの拍手に迎えられ、大会本番に向けてのランナー受付を行いました。なお、今大会は昨年に続き定員38,000名のランナーが参加。そのうち、約130カ国・地域から昨年を上回るおよそ18,000名もの海外ランナーが参加予定です。初日のEXPO会場にも多くの海外ランナーとその家族が訪れており、国際色豊かに彩られていました。
「東京マラソンEXPO 2025」には大会のプレミアパートナーである東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、メジャーパートナーであるスターツコーポレーション株式会社、Mastercard、アシックスジャパン株式会社、大塚製薬株式会社などの「オフィシャルパートナーエリア」をはじめ、「東京コミュニティエリア」、「一般出展社エリア」などに合計83のブースが出展。最新のスポーツギアやスポーツアパレルの販売、多くのデモンストレーション、スタンプラリーなど様々なコンテンツを楽しむことができ、2月27日(木)の初日には約25,000人の来場者で賑わいました。
東京メトロのブースでは、実物を再現したフィニッシュゲートやオフィシャルトロフィーと一緒に記念撮影ができるフォトスポットが充実しており、朝一番から多くの来場者でにぎわっていました。そして、今年も人気だったブースがアシックスジャパン株式会社。東京マラソン2025限定モデルのシューズ、ウェアを求め、特に海外ランナーの姿が多く見られました。
第1回大会からオフィシャルタイマーを担当しているセイコーグループ株式会社のブースでは、ランニングタイマーに自身の目標タイムを表示して記念撮影できるおなじみのフォトスポットを設置。また、スターツコーポレーション株式会社のブースでは実際のコースを映像で紹介するのと合わせて解説付きのコースマップを配布し、大塚製薬株式会社のブースではレース当日の給水所を再現してポカリスエットを提供。さらに、紙コップ回収の体験を通してリサイクルを啓発していました。
そのほか、各エリアのブースで応援メッセージを書き込めるボードなどが設置されており、EXPOに来場したランナーの皆さんは大会当日に向けて、たくさんのメッセージを交換していました。
ランニング仲間と一緒にEXPO会場を訪れていたランナーの一人、須藤孝洋さんにお話をお伺いすると、2007年の第1回大会から毎年抽選に応募し続け、今回ついに初めての出場が叶ったとのこと。18年越しの東京マラソン初出走を目前に控え「いつもは前ばかり見て走っているのですが、今回は景色も楽しめたらいいなと思っています。また、東京マラソンを走った知り合いの人は『沿道の応援がとにかくすごいから最後まで楽しめる』と言っていました。だから、どれくらい楽しいのか期待しています!」と、今から大会当日が待ちきれない思いを話してくれました。
また、東京マラソンは、ボストン、ロンドン、シドニー、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティと並び、世界で最も名高く大規模な7つのマラソン大会である「アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AWMM)」の1つです。AWMMレースを走破することは、エリートランナーのみならず、世界中の一般ランナーにとっても大変名誉なことであり、6大会全てを各大会の制限時間内に完走したランナーは「Six Star Finisher(※1)」と呼ばれ、記念のSix Starメダルが授与されます。今年も「Six Star Finisher」を目指す世界中のランナーたちがAWMMのブースに訪れ、それぞれ健闘と完走を誓い合うなど交流を深めていました。
「東京マラソンEXPO 2025」にはランナーだけではなく、初日から多くのボランティアの方たちが活動しました。ランナー受付では国内・海外ランナーを笑顔でお出迎えし、エントリーの確認、アスリートビブスの受け渡し、ランナーからの疑問・質問に答えるなどしてサポート。
また、今年はボランティアに関するコンテンツをはじめ、チャリティ寄付先団体の展示や大会を通したサステナビリティの取り組みを紹介する「VOLUNTAINER Meeting 2025~東京マラソン2025 みんなでつなぐサステナビリティ~」を、EXPOと同じ期間である2月27日(木)~3月1日(土)に開催。初日のオープニングにはサプライズゲストとして西川貴教さんが登場し、「皆さんの協力がないと東京マラソンは成り立たないと思いますし、ボランティアの皆さん一人ひとりが国の代表だと、僕は思っています。また来年につながるような大会に、そして『東京マラソン、素晴らしかったよ』と言ってもらえる大会になるように協力しあっていきましょう」と、熱いエールをいただきました。
どなたでも入場可能で、ランニング愛好者をはじめ様々な方に楽しんでいただくことができる「東京マラソンEXPO 2025」 は、3月1日(土)まで開催しています。最終日は最終入場が17:30となりますので、時間に余裕をもってお越しください!
※1 AbbottWMMの主要6レースを完走したランナー