*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
シファン・ハッサン、ケルビン・キプタム、キャサリン・デブルナー、マルセル・フグが、TCSニューヨークシティマラソン2023で幕を閉じた、アボット・ワールドマラソンメジャーズ・シリーズXVのチャンピオンに輝きました。
キプタムとフグはニューヨークシティマラソンまでに、その勝利を確実なものとしており、キプタムに至っては、TCSロンドンマラソン2023で優勝後、Bank of America シカゴマラソン2023では2時間00分35秒の世界新記録を樹立して男子オープン部門を制しました。
男子車いすのフグは、ニューヨークシティマラソンまでにメジャー5大会すべてを制覇していましたが、締めくくりのニューヨークでも圧倒的な走りを見せ、6大会連続6度目の優勝を飾りました。フグにはこの快挙を記念して、特別に金色のシックススターフィニッシャーメダルが贈られました。
女子エリートのヘレン・オビリは、ロンドンとシカゴで優勝したハッサンに今回のニューヨークシティマラソンで優勝すると、ポイントで並ぶことができる唯一の選手で、彼女が、セントラルパークでレテセンベト・ギデイを捉え、最終戦で勝利を飾りました。
その結果を受けて、アボット・ワールドマラソンメジャーズの6人のレースディレクターによる、シリーズチャンピオンを選出する決戦投票がおこなわれ、シカゴで優勝した際に2時間13分44秒という史上2番目のタイムを記録したハッサンがシリーズXVのシリーズチャンピオンに選ばれました。
女子車いすでは、暫定トップのデブルナーとAbbottWMMシリーズのディフェンディングチャンピオンであるスザンナ・スカロニ(アメリカ)は2ポイント差、マディソン・デロザリオ(オーストラリア)もニューヨークで優勝すれば、シリーズタイトルを狙える位置にいましたが、今回のニューヨークシティマラソンではすべてがデブルナーの思惑通りに進んだと言ってよいでしょう。
デブルナーはスタート直後からライバルを置き去りにし、ヴェラッツァーノ・ナローズ橋を下り、スカロニの持つコースレコードを更新する1時間39分32秒で今回のニューヨークを制し、シリーズチャンピオンとなりました。
デブルナーは、BMWベルリンマラソンで世界新記録を更新して優勝しており、その2週間後のBank of America シカゴマラソンでも優勝しています。
アボット・ワールドマラソンメジャーズのCEOドーナ・ストーンは、シリーズチャンピオン決定に対して、次のようにコメントしました。
「このシリーズがニューヨークで華々しく幕を閉じ、4人の素晴らしいシリーズチャンピオンを輩出できたことに感激しています。
シリーズXVは歴史に残る大会となり、各部門で3つの世界新記録が樹立され、コース記録や各国内記録も多数更新されました。
私たちの6つのレースは、マラソンにおけるエリートのパフォーマンス向上を常に目標に掲げており、このシリーズにおけるシファン、キャサリン、ケルビン、マルセルの素晴らしい功績を祝福したいと思います。」
Abbott ワールドマラソンメジャーズ シリーズXVIは来年の3月3日に行われる東京マラソン2024からスタートします。
シリーズXV トップ5
()内数字は、シリーズ累計獲得ポイント数
原文はこちら