本日、東京マラソン2023に出場する、海外・国内の招待選手及びエリート選手を発表いたしました。
■エリート選手発表資料について
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※一部選手のアスリートビブス情報と年齢、記録に誤りがございました為、改訂版を再アップいたしました。(2023年1月27日時点)
■エリートレース展望
東京マラソンレースディレクター 早野忠昭
このたびは大会開催にあたりまして、ご尽力をいただいた方々に厚く御礼申し上げます。
東京マラソンはフィニッシュ地点を変更した2017大会から新たに高速コースとなり、マラソン男女において当時の国内最高記録を更新。また2018大会では設楽悠太(Honda)が16年ぶりに男子日本記録を塗り替え、更にその記録を2020大会で大迫傑(Nike)が更新するなど、マラソン界に新しい風が吹きました。
昨年の2021大会で、男子は世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間2分40秒の国内最高記録を塗り替える大会記録で優勝。さらに女子でも、世界記録保持者のブリジット・コスゲイ(ケニア)が世界歴代3位となる2時間16分2秒の大会記録で優勝を飾りました。以前から掲げていた「グローバル・スタンダード」に即した、世界トップレベルのレースを展開した歴史的なレースになりました。
東京マラソン2023は選手招聘を含めて、どのようなレースを目指していくべきか、常に模索を続けてきました。来年に開催されるパリ2024オリンピックの代表選考会として開催される、今秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に向けて、日本選手が世界と闘うようなレースにしたいと考えております。
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■車いすエリート選手発表資料について
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■車いすエリートレース展望
東京マラソン車いすレースディレクター 副島正純
今年の東京マラソンはAbbottWMMシリーズXVの初戦となります。車いすエリートレースには、男女とも昨季のシリーズXIVのランキング上位者から招聘しました。選手にはシリーズポイント獲得も目指し、ハイレベルな好レースを期待しています。
AbbottWMMシリーズに車いすレースが加えられたのは2016-17年期のシリーズXからですが、昨季(シリーズXIV)中の2022年9月30日に、賞金制度の変更が発表されました。1位から3位までだった表彰対象が1位から5位までに拡大され、しかも車いすレースの賞金額がエリートレースと同額まで引き上げられたのです。(参考: 1位$50,000、2位$25,000、3位$12,500、4位$7,500、5位$5,000 )
車いす選手にとって金額だけでなく、やはり自分たちの競技が認知されたという喜びが大きく、勝利へのモチベーションもより高まる変更であり、本当に嬉しく思います。選手たちにもぜひ、ハイレベルな走りを見せてほしいと思います。
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