*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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第125回ボストンマラソン開催
いよいよ第125回ボストンマラソン開催の月曜日です。
実に900日振りに、ボイルストン・ストリートのフィニッシュラインを、140人のエリート選手と13人の過去大会チャンピオンを含む18,250人のランナーが駆け抜けます。
また、リアル大会の前日まで開催されているバーチャルボストンマラソンには、114ヶ国から28,000人が参加しています。
街はマラソンの活気で盛り上がっています。大会とともにあるボストンの街に秋の日差しが降り注ぐなか、ランナーたちはバーやレストラン(マスク着用の義務あり)、そして金曜に始まったExpoやFan Festに繰り出しています。
ボストンに到着した女子車いす大会記録保持者のマニュエラ・シャーは、16日間で3レース目となる大会を前に、自信に満ちています。36歳のシャーは既にアボット・ワールドマラソンメジャーズ シリーズXIIIトップの座を確実にしており、ボストンでの戦いを前に、シカゴでのライバルたちの戦いをゆとりを持って眺めていました。
シャーは、「とても快調です。ロンドンのコースはベルリンより少しタフでしたが良いコンディションでした。少し腕の疲れもありますが、さほど悪くありません。月曜は晴れる予定ですが、ボストンのレースでは風が強く影響するので、どうなるか様子を見ます。前回大会記録を更新した時の気候条件は完璧でした。あの時と同様のコンディションであれば、更なる記録更新も可能ですし、もちろんそれを狙います。」とコメントしました。
2017年にシャーが樹立した1:28:17という記録は依然として世界最速記録ですが、(コースの形状により)公式世界記録ではありません。ただ、その公式世界記録1:35:42も、自身が2019年の大分国際車いすマラソンで樹立したものです。
シャーは、「大会記録を更新した時よりもずっと経験豊富で強くなっています。パワーに磨きをかけて来ました。他の選手と比べてパワーが足りないとずっと感じていましたが、今は上りでもエネルギーをさほど失うことなく、レース全体を通してより良いスピードが維持できます。」と話しました。
女子マラソンでは、2018年に優勝を収めた舞台に戻って来たデジレ・リンデンがメディアの注目を最も集めましたが、同じアメリカのジョーダン・ハセイにとって、ボストンマラソンには良い思いでしかありません。2017年、2019年と3位に入っており、AbbottWMMへの金曜のコメントでは、これらのポジティブなエネルギーとともにスタートラインに立つ、とコメントし、次のように語りました。
「自分のレースを走り、確実な記録を出したいと思います。2019大会以降のレースでは苦しい状況が続いていたので、今大会を本当に素晴らしいレースにしたいです。ボストンマラソンでは良い思い出しかないので、それが強い自信を与えてくれます。どんな状況でも、観客の声援が私を最後まで導いてくれると信じています。現在の調子は良好です。ここ数年ケガやコーチ変更等があったので、レース延期による時間ができたことは、自分にとっては幸運でした。4月の開催には準備が間に合っていなかったので、本当に良かったです。」
男子マラソンでは、2019年にラストスパートの接戦でローレンス・チェロノに惜しくも敗れたエチオピアのレリサ・デシサが、2015大会チャンピオンとして新たな戦略で優勝を目指して挑みます。
デシサは、「あの時はスパートのタイミングが少し早過ぎるという技術的なミスがあったが、今年は違う方法で勝ちに行きます。前回よりも肉体的にも強くなっているし、優勝を狙います。」とコメント。
2019年カタールで開催された世界選手権で優勝し、世界チャンピオンとしてボストンに到着したデシサは、ここで優勝すれば、AbbottWMMシリーズXIII優勝にもぐっと近づきます。
女子マラソンのリーダー的存在である41歳のエドナ・キプラガトは、2017大会で優勝した後、2019大会では2位となっており、2021大会で再び優勝を狙います。AbbottWMMシリーズで3度チャンピオンに輝いているキプラガトは、数々の大会で見せてきた逆転劇に向け、静かに準備して来ています。
キプラガトは、「準備は順調でした。7マイルレースを含めた2つ小さなレースに出場し、良い準備を重ねて来たので、かなり自信もあります。月曜のレースで力を発揮するのに十分な準備が出来ています。全ての人にとってとても厳しい2年間でしたが、この2週間でアボット・ワールドマラソンメジャーズの2大会が成功に終わっているのは素晴らしいことです。ボストンのレースも大成功に終わることを願っています。選手としてベストを尽くしますが、ランニングシーンに戻って来られたこと、友人や観客に再会できたことがとても嬉しいです。」と話しました。
ボストンマラソンの復活に対し我々が抱いている気持ちを、キプラガトのこの言葉が表してくれています。
*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。