2021年2月26日(金)、第7期生を対象とした「第1回リーダーシッププログラム」(主催:公益財団法人 日本陸上競技連盟)が行われました。
2014年から始まったこのプログラムも、今回で7期目となりました。
新規認定者2名も加わった第7期ダイヤモンドアスリートからは5名。さらに、今回は修了生から2名が参加しました。
<対象者> *=今回の出席者
第7期ダイヤモンドアスリート
・中村健太郎選手(やり投)【継続】左上 *
・出口晴翔選手(400mハードル)【継続】中央 *
・藤原光輝選手(走幅跳)【継続】中央右 *
・アツオビン・ジェイソン選手(砲丸投)【新規】左下 *
・柳田大輝選手(100m)【新規】右下 *
・クレイ アーロン 竜波選手(800m)【継続】※欠席
ダイヤモンドアスリート修了生
・中村歩未選手(100mハードル)中央下 *
・海鋒泰輝選手(走幅跳)右上 *
・塚本 ジャスティン惇平選手(100m・200m)※欠席
今回のプログラムでは、前半に「キックオフ対話」と題し、2001年世界陸上エドモントン大会・2005年世界陸上ヘルシンキ大会の男子400mハードルにおいて銅メダルを獲得した為末大さん(スポーツレガシー事業 運営委員)から、今回のリーダーシッププログラムが開催された経緯や寄付金についての説明があり、その後はスポーツ界における世界の動きや考え方について、選手たちと積極的にコミュニケーションを取って互いに親交を深めました。
為末さんから選手たちに対して「東京五輪開催に賛成か?反対か?」といったお題が出されると、選手たちは「いち選手としては開催してほしい気持ちもあるが、コロナの収束が全く予想できないこともあり、世界中の人たちが日本に集まることを考えると反対」といった反対派の意見や、「スポーツが与える影響力も少なからずあると思うので、世界中の人々が元気になれるなら開催に賛成」といった賛成派の意見など、十人十色様々な意見が飛び交い、有意義なディスカッションが行われました。
また、「みなさんが考えるリーダーシップとは何ですか?」と聞かれると、選手たちははじめは少し戸惑いを見せるも、為末さんから「自分自身の"なりたい姿"を言葉にすることによって、周囲の人たちを巻き込むこともリーダーシップの一つ」といった新たな定義が伝えられると、選手たちはその言葉に目を輝かせていました。
最後に為末さんから、コロナ禍でネガティブな声も少なくない世の中で生きる選手たちに対し、「社会はみんなを応援していることを忘れないでください。自分がやっていることは必ず誰かのためになっています!」といった心強い言葉が贈られると、選手たちは自信に満ちた表情を浮かべていました。
続いて後半の「SNSリスクマネジメント」のプログラムでは、講師にJOC選手強化本部インテグリティ教育ディレクターの上田大介さんをお迎えし、"選手とソーシャルメディアの付き合い方"についてのレクチャーが行われました。
上田さんからは、「ドーピング」や「金銭トラブル」「交際関係」「不法行為」といった身の回りの様々なリスクに対して、選手1人1人が今何をしなければいけないかを認識し、「自分を守る術」を身に付けることが大切であるといったお話がありました。
そして、それ自体が"リスクマネジメント"であり、トップアスリートになるための判断基準を身に付けることの重要性について学んでいました。
最後に、SNSの使い方である『①"危険な時間帯"を意識する』『②"送信直前"に一旦冷静になる』『③常に"ファクトチェック"する』といった【3つの良い習慣】を確認し、選手たちが今後行うべき対処法について整理をし、本プログラムを締めくくりました。
東京マラソン財団スポーツレガシー事業は、日本のスポーツ界の未来を担うダイヤモンドアスリートをこれからも応援します。
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