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男子は鈴木、女子は喜納が大会記録で優勝!(東京マラソン2020 車いすマラソンレポート)

2020年3月3日

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車いす男子は序盤こそ、鈴木朋樹、西田宗城、渡辺勝の3人で集団を形成していたが、8km付近で鈴木が抜け出すと、そこから一人旅となってペースを上げていき、独走態勢を築きました。最後の石畳を駆け上がり、拳を掲げてフィニッシュ。1時間21分52秒のコースレコードで、2位に8分8秒差をつける圧勝でした。

「素直にうれしい。天気も良くて、風も気にならなかった。」とアボット・ワールドマラソンメジャーズ大会での初優勝を喜びました。だが、競り合いのないレース展開で、必ずしも納得できる内容ではなかったようで、「(記録は)狙っていたわけではないが、自分のペースでいったら、そのまま出た。」と淡々と語りました。
東京パラリンピックと一部コースが重なり、前哨戦と位置づけられるレース。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、リオデジャネイロ・パラリンピック金メダルのマルセル・フグ(スイス)ら強豪海外勢が不在だったこともあり、「正直、自信になったかというと、そうではない。強い海外勢がいなかったから。」と現状に満足せず、さらなる高みを見据えていました。

女子は3人のみのレースとなり、序盤から喜納翼が飛び出し、単独走となりました。そのままペースを崩さず、コースレコードの1時間40分00秒でフィニッシュ。
「走りやすい気候で気持ちよく走れた。自分のペースで走りやすかった。」と笑顔で振り返りました。
東京パラリンピック出場を目指す喜納は、「ちょうど目標に掲げていたタイムを出せた。少しは自信になったので、今以上に力をつけられるように頑張りたい。」と5カ月後のビッグイベントへ向け、成長を誓っていました。

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