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オリンピック5回出場のバーナード・ラガトが、才能溢れる男子エリート選手陣が出場する11月4日(日)のTCSニューヨークシティマラソンでマラソンデビューします
既に出場が発表されているディフェンディングチャンピオンのジェフリー・ カムウォロレとマルセル・フグに加え、男子マラソンにはオリンピアン9名、男子車いすマラソンにはパラリンピアン14名が出場します。
オリンピックに5回出場しているアメリカのバーナード・ラガトが、11月4日(日)のTCSニューヨークシティマラソンで、大いに期待されているマラソンデビューを果たします。世界チャンピオンに5回輝いているラガトと、ディフェンディングチャンピオンのジェフリー・ カムウォロレ(ケニア)が率いる男子レースには、オリンピアン9名、アボット・ワールドマラソンメジャーズ大会優勝者3名が出場します。
オーストラリアのクート・フェンリーは、ニューヨークシティマラソン男子車いすレースにおける史上最多、6度目の優勝を狙います。パラリンピアン14名、アボット・ワールドマラソンメジャーズ大会優勝者8名を含む選手陣には、この他、既に出場が発表されているディフェンディングチャンピオンのマルセル・フグ(スイス)、そして元チャンピオンのデヴィッド・ウィアー(イギリス)とエルンスト・バンダイク(南アフリカ)が出場予定です。
NYRRのイベント最高責任者でありTCSニューヨークシティマラソンレースディレクターのピーター・チャチャは、「今年のTCSニューヨークシティマラソン男子エリート選手には、ベテラン選手から期待の新人まで、多様な優秀選手が揃います。バーナードもクートも、自身の素晴らしい戦績に更なる偉業を加えるべく、長い歴史を持つニューヨークのレースに挑みます。バーナードは新天地を切り開くべく初のマラソンに挑み、クートは史上最多となる6度目のタイトルを目指します。このニューヨーク5区で繰り広げられる世界最大のマラソンに世界中の才能豊かな選手が集結し、男子マラソンも男子車いすマラソンも、ストーリー溢れる展開になるでしょう。」とコメントしました。
ラガト(43歳)は2000年シドニーオリンピック以降、ケニア代表として夏季オリンピックのトラック競技に毎回出場し、1500mで2000年に銅メダル、2004年に銀メダルを獲得しています。彼は2004年にアメリカ国籍を取得し、翌2005年からアメリカ代表チームとして競技に参加しています。2007年には、屋外競技の世界選手権において、アメリカ人として初めて1500m金メダリストとなり、これは、1908年以降のオリンピックあるいは世界選手権においてアメリカ人選手として初の金メダルとなりました。その後5000mでも金メダルを獲得。2012年ロンドンオリンピックでは、5000mレース中に転倒しモハメド・ファラーに1.33秒遅れる4位でフィニッシュしました。2016年リオオリンピックでは、陸上のアメリカ代表チーム最年長となる41歳出場し、5000m決勝で5位に入りました。彼は、世界選手権の1500, 3000, 5000m競技においてメダルを計11個獲得しており、うち5個は金メダルです。また彼は、上記3競技におけるアメリカ記録を保持しています。
ラガトとカムウォロレに、国内外から集結する強豪が挑みます。エチオピアからは、2013年と2015年のボストンマラソンチャンピオンであるレリサ・デシサと、2018年Virgin Moneyロンドンマラソン2位のシュラ・キタタが参戦。メキシコ代表としてオリンピックに2回出場しているフアン・ルイス・バリオス、2017年ロンドンマラソンチャンピオンであるケニアのダニエル・ワンジルも加わります。そしてアメリカからは、オリンピック4回出場のアブディヘイケム・アブディラマン、2016年リオオリンピック代表のジャレッド・ワード、2018年ボストンマラソン3位のShadrack Biwottが出場します。
フェンリー(37歳)はニューヨークシティマラソンにおいて、2006-2009年の連続優勝を含む、大会史上最多の5度の優勝を収めています。また、2006年に彼が樹立した大会記録1:29:22 は、未だ破られていません。5回出場しているパラリンピックでは、自身がオーストラリア選手団の副将を務めた2016年リオ大会でのマラソン銀メダル、5000m銅メダルを含む、13個のメダルを獲得しています。フェンリーはパラリンピックマラソン、IPC世界選手権マラソンでそれぞれ2個の金メダルを獲得している他、ロンドン、シカゴ、ロサンゼルス、ソウル、ローマ、パリ、シドニー、ポートエリザベスのマラソンで優勝しています。
男子車いすレースにおいてフェンリーは、ロンドンマラソンで8回優勝しているイギリスのウィアーや、ボストン優勝が10回を数える南アフリカのバンダイク、東京マラソン2018優勝者の山本浩之、パラリンピックで5個メダルを獲得しているジョシュア・ジョージ、世界記録保持者のDaniel Romanchukとの厳しい戦いに挑みます。
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