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AbbottWMM - BMWベルリンマラソン2017大会後レビュー

2017年9月26日

*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
原文こちら

ベルリンでキプチョゲが優勝、女子はチェロノが制し"ケニアの日"に有終の美を飾る

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BMWベルリンマラソンは、男子はエリウド・キプチョゲ、女子はグラディス・チェロノが優勝し、"ケニアの日"となりました。両者ともアボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)シリーズXIにおける初のポイント獲得となりました。車いすレースでは、スイスのスター、マルセル・フグとマニュエラ・シャーが圧倒的強さで優勝しました。

現AbbottWMM男子チャンピオンのキプチョゲは24日(日)、ドイツの首都ベルリンの雨に濡れた高速コースにおいて、マラソン初挑戦のグエ・アドラ(エチオピア)を引き離し、競技生活9回目のマラソン出場で8回目の優勝を達成しました。
オリンピックチャンピオンのキプチョゲは、同国ケニアのデニス・キメットが同じコースで3年前に樹立した世界記録2:02:57の更新への望みを公言していました。しかし、湿度の高い気候条件では、2:03:32での優勝に満足するしかありませんでした。このタイムは、キプチョゲ自身にとって2番目に速い記録であり、マラソン史上7番目に速い記録でもあります。

キプチョゲに加え、2016年ベルリンで歴代2位のタイムで優勝したエチオピアのトラック競技界レジェンド、ケネニサ・ベケレと、同大会でベケレに次ぐ2位でフィニッシュし歴代4位のタイムを出したウィルソン・キプサングが出場するレースは、史上最高の3選手の激突と称されていました。
しかしレース後半でベケレとキプサング両選手が途中棄権してしまい、3選手の"夢の対決"の実現には至りませんでした。そんな中レースは、アドラがキプチョゲと優勝争いをするという驚きの展開となりました。

2014年世界ハーフマラソン選手権銅メダリストであるアドラは最初、著名な対戦相手キプチョゲからリードを奪いましたが、キプチョゲは全く意に介さず、ラスト2kmで楽々とアドラを引き離し2015年に手にしたベルリン優勝タイトルを取り戻しました。この勝利により彼は、2006年に創設されたAbbottWMMにおける男子マラソン史上初となる6回目の勝利という快挙を収めました。
この優勝でキプチョゲは、AbbottWMM男子リーダーボードトップのジェフリー・キルイ、ダニエル・ワンジル(ともにケニア)に加わり同点トップとなり、2:03:46でフィニッシュしたアドラは、同国エチオピアのベケレ、タミラト・トラに加わり同点2位となりました。Mosinet Geremewは2:06:09で3位に入り、9ポイントを獲得。ケニアのFelix Kandie(2:06:13)が4位、ビンセント・キプルト(2:06:14)が5位に入りました。

女子マラソンでは、グラディス・チェロノがルティ・アガとValary Aiyabei を下し2:20:23で優勝。2年前のベルリンタイトルを取り戻しました。レースは上記3選手およびアマネ・ベリソの争いとなりましたが、30km地点でベリソが遅れ始めました。チェロノはライバル2選手の前をひた走り40km地点で差を広げ、18秒差で優勝しました。
エチオピアのアガは2:20:41で、昨年より一つ順位を上げ2位となり、AbbottWMMシリーズでも16ポイントを獲得しました。Ayabeiは2:20:53でフィニッシュ。

車いすレースでは、フグとシャーを止められる者はおらず、スイスのペアはスタートからレースを支配し、フグは2位以下と3分半以上、シャーは5分以上の差を付けて優勝しました。

日本の洞ノ上浩太、吉田竜太、両選手を下し1:29:03でフィニッシュしたフグは、AbbottWMMシリーズ男子リーダーボードのトップに躍り出ました。シリーズXで圧倒的優位に立っていたフグでしたが、今年4月のロンドンでイギリスのデヴィッド・ウィアーに敗れており、今回の優勝がシリーズXIでの初勝利となります。
銀メダル以下をかけた4選手でのスプリント勝負に敗れたのは、フグと同国スイスの世界記録保持者ハインツ・フライと、イギリスの若手選手Johnboy Smith。フライがSmithをかわし4位に入りました。

1:40:05で優勝したシャーは、AbbottWMMシリーズXI女子リーダーボードにおけるリードを広げトップを維持しています。同じスイスのサンドラ・グラフが1:45:24で2位、3位にはドイツのAnnika Zeyenが入る予想外の展開となりました。4位にはスイスのPatricia Keller、5位にはイギリスのMel Nichollsが入りました。

※AbbottWMMシリーズXI 最新のリーダーボードはこちら

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*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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