*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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キルイは快進撃を続け、チェリモは新たな歴史を刻んだ
ケニアのジョフリー・キルイとバーレーンのローズ・チェリモが、日曜日にロンドンで開催されたIAAF世界選手権マラソンで金メダルを獲得しました。
アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)シリーズXI第2戦となったこの大会での勝利により、キルイ(ボストンマラソンの現チャンピオン)とチェリモの両選手は、シリーズリーダーボードトップに躍り出ました。
キルイはエチオピアのタミラト・トラ(出場選手中最速の自己ベスト2:04:11)との素晴らしい戦いを繰り広げました。
2人は、世界陸上2017ロンドンのマラソンコース(4周回コース)の3周目で、他の選手を引き離しました。
トラが19マイル地点でキルイを引き離し、レースを制したかに見えました。しかし24歳のケニア選手は、同じ東アフリカのライバルよりもスタミナコントロールが上回っていることを見せつけ、続く2マイルでトラに追い付きました。
トラは果敢にキルイに付いて行きましたが、ラスト1周のエンバンクメント駅に向かう下りで引き離されました。
前に出たキルイは確実にリードを維持し、2:08:27でタワーブリッジのフィニッシュテープを切り、世界選手権マラソンにおいて5人目のケニア人チャンピオンになりました。
キルイは、「間違いなく、私のマラソンキャリアにおいて最も素晴らしい瞬間です。このような選手権での優勝は初めてのことであり、世界タイトルを獲得できたことをとても嬉しく思います。タイトル獲得は長年の目標でした。そして新たな目標は、再びタイトル獲得を達成することです。」とコメントしました。
キルイの後を追っていたトラはその後、タンザニアのアルフォンス・フェリクス・シンブとの銀メダル争いを繰り広げ、2位で力強くフィニッシュしました。
銀メダル獲得となる2:09:49でフィニッシュしエネルギーを使い果たしたトラは、その回復に医療処置を必要とする状態となっていました。シンブはトラとわずか2秒差の2:09:51で銅メダルとなりました。
地元の期待がかかるカルム・ホーキンス(イギリス)は、自己ベスト更新となる素晴らしいタイム2:10:17で4位に入りました。キルイとトラに付いて走っていたギデオン・キプケテル(ケニア)が2:10:56で5位となりました。
この結果を受けキルイは、AbbottWMMリーダーボードで、同国ケニアのダニエル・ワンジルに並ぶ同点トップとなりました。ワンジルは、シリーズ初戦となる2017ロンドンマラソンで優勝しましたが、同じロンドンで開催されたIAAF世界選手権マラソンでは、8位に終わっています。
女子レースは、周回コース(全4周)の3周目まで慎重な展開でしたが、ラスト一周目でアメリカのエイミー・クラックが先頭でペースを上げ、大集団から一人、また一人と引き離されて行きました。
集団がばらけるにつれ、チャンスを捉えたチェリモが仕掛け、エドナ・キプラガト(ケニア)だけがそれに反応しました。
チェリモは、世界選手権で2度の金メダルに輝くキプラガトと今年のボストンマラソンで対戦していますが、その時は軍配がキプラガトに上がりました。
しかし今回はチェリモが形勢を逆転し、自身の競技人生において最大の勝利を掴むべく前に出て、2:27:11で優勝しました。
チェリモは「4月のボストンマラソンで勝った彼女に対し、今度は私が勝つことで、素敵なリベンジができました。私たちが友達であることは変わりません。」とコメントしました。
メダル争いはその後もスリリングな展開を見せ、キプラガトとクラッグが同タイム2:27:18でフィニッシュしましたが、コンマ一秒の差でキプラガトが銀メダルを獲得しました。惜しくも銀メダルを逃したクラッグは、ラスト400mでチェイエチ・ダニエル(ケニア)を抜き去っていました。
5位にはシュレ・デミセ(エチオピア)が入り、上位5位までに与えられるAbbottWMMポイントを獲得しました。
チェリモはこの優勝により、2017ロンドンマラソン優勝者であるメアリー・ケイタニー(ケニア)と並び、AbbottWMMシリーズXIリーダーボードで同点トップに浮上しました。
AbbottWMMはいよいよ秋のマラソンシーズンに突入し、第3戦は、9月24日(日)のBMWベルリンマラソンで繰り広げられます。
2017 Virgin Money ロンドンマラソンからスタートしたAbbottWMMシリーズXIは、2018 Virgin Moneyロンドンマラソンで幕を閉じます。(全8戦)
AbbottWMMシリーズⅪ リーダーボード(男子、2017年8月10日時点)
AbbottWMMシリーズⅪ リーダーボード(女子、2017年8月10日時点)
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*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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