*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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イギリスの首都ロンドンでIAAF世界選手権マラソンが開催されることにより、ロンドンを舞台に再び世界のベストアスリートたちが戦いを繰り広げることとなります。8月6日開催の男女レースは、4月の2017ロンドンマラソンで幕を開けたアボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)シリーズXIの第2戦となります。
シリーズXIの各レース(今後開催される2017年のBMWベルリンマラソン、Bank of Americaシカゴマラソン、2018年の東京マラソン、ボストンマラソン、ロンドンマラソンを含む)は、ランナーがポイントを獲得する機会としてそれぞれ不可欠です。AbbottWMMは、男女上位3選手を称えるべく、賞金体系を拡張しています。それ以前は、優勝者のみに賞金が授与されていました。
ロンドンマラソン現チャンピオンであるケニアのダニエル・ワンジルは、日曜日、4月に2:05:48という優勝タイムで攻略したコースと同様のコースで、AbbottWMMリーダーボードでのトップの座を強固なものとする更なるポイントを狙って走ります。
25歳のワンジルは、昨年のアムステルダムマラソンにおいて自己ベスト2:05:21を出しています。ケニアからは他にも、今年自己ベスト2:05:51を出したギデオン・キプケテル、自己ベスト2:06:27を持つGeoffrey Kipkorir Kiruiが出場します。
彼らは、オリンピック10,000m銅メダリストで、今シーズンのドバイマラソンにおける2:04:11という記録で誰よりも早く世界選手権出場を決めた、エチオピアのタミラト・トラと対決することになります。万能のトラはドバイでの勝利の後、プラハハーフマラソンでも、自己ベストの59:37で優勝しています。
トラに加え、エチオピアからは、今年2:07:26という記録を出している22歳のツェガエ・メコネンと、今年2:08:48という記録を出している(自己ベスト2:04:48)32歳のイエマネ・ツェガエも出場します。
エリトリアからは、今年の東京マラソンで自己ベスト2:08:14を出した23歳のヨハネス・ゲブレゲルギシュ、30歳のGhebrezgiabhier Kibrom(今シーズンのタイム2:14:52)、自己ベスト2:08:17のアマヌエル・メセル(今年のタイム2:10:44)が出場します。
日本の期待は、今年の東京マラソンで自己ベストとなる2:08:22を出し24歳の井上大仁、多数の大会に出場することで知られる川内優輝(今シーズンのタイム2:09:18)、34歳の中本健太郎(今シーズン2:09:32)にかかります。
アメリカ代表は、昨年ニューヨークで3位となったアブディヘイケム・アブディラマン、そして、ボビー・カーティスとAugustus Maiyoです。
男子マラソンは現地時間10:55 (日本時間 18:55)にスタート、女子マラソンも同日の14:00(日本時間22:00)にスタートします。
コースはタワーブリッジをスタート/フィニッシュとし、6マイルの周回コースを4周するもので、ランナーたちは国会議事堂に向けビクトリア・エンバンクメントまで西に進み、テムズ川沿いをセント・ポール大聖堂まで戻り、ロンドン塔経由でタワーブリッジに戻ります。
女子レースでも、数名の選手がシリーズXIのポイントと栄誉の獲得を目指しています。中でも、AbbottWMMで2度の優勝を収めているエドナ・キプラガトは、ニューヨーク、ロンドン、ボストンの3大会で優勝経験があり、勝利に最も近い選手です。37歳のケニア選手は、世界選手権でも2度の優勝に輝いており、日曜日に再びIAAFタイトルを獲得すれば、前人未到の偉業となります。
エチオピアのディフェンディングチャンピオン、マレ・ディババは、北京での世界選手権において2:27:35で金メダルを獲得しており、2013年に女子マラソンとしては初の連続優勝を収めたキプラガトに並ぶ連続優勝達成を狙います。
マレ・ディババと同国のベルハネ・ディババは、東京マラソン2015の優勝者であり、安定感のあるパフォーマンスを見せる選手としてメダル候補の一人です。エチオピアからは、今年のドバイマラソンを2:22:57で走った期待の星、21歳のシュレ・デミセも出場します。
彼女たちは、北京で銅メダルを獲得し、今大会出場者中最速の自己ベスト(名古屋マラソンで出した2:21:17は、今年6番目に速い記録)を誇る、バーレーンのユニス・ジェプキルイ・キルワ(33歳)と対戦することとなります。
キプラガトとともにケニア代表として出場するのは、世界選手権銀メダリストのヘラー・キプロプと、今年のパリマラソンを自己ベストの2:21:22で走った35歳のチェイエチ・ダニエルです。
日本からは、名古屋で自己ベスト2:21:36を出しキルワに次ぐ2位となった安藤友香(23歳)、自己ベスト2:23:23で、今年も2:24:22 というタイムを出している29歳の重友梨佐、そして今年自己ベスト2:23:47を出している清田真央が出場します。
アメリカ代表は、セレナ・ブルラ、エイミー・クラッグ、Laura Thweattの3選手で、ブルラは北京で10位、クラッグはリオオリンピックマラソンで9位に入っています。
AbbottWMMシリーズⅪ リーダーボード(男子、2017年8月4日時点)
AbbottWMMシリーズⅪ リーダーボード(女子、2017年8月4日時点)
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*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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