3月18日(土)、『車いす陸上体験教室』が、江戸川区陸上競技場にて開催されました。(主催:一般社団法人ウィルチェアアスリートクラブ ソシオSOEJIMA)
このイベントは、東京マラソン財団スポーツレガシー事業の寄付金を活用しており、2016年度実施プロジェクトの一つ、『車いす陸上チャレンジサポート』として、"車いす陸上体験教室に参加した方が、実際に競技を続けられるようにサポートする"という意図により、今回は第2回目の開催となりました。
講師は、東京マラソン車いすレースディレクターの副島正純氏。パラリンピック銅メダリストという輝かしい実績を持ち、かつ2016年のリオパラリンピックにも日本代表選手として出場した現役トップアスリートです。
今回は、東京マラソン財団オフィシャルボランティアクラブVOLUNTAINERの方々も参加。
最初に、参加者の皆さんより自己紹介をいただき、全員でストレッチをした後、参加者がそれぞれの体格や姿勢に合ったレーサー(競技用車いす)を選んで乗車しました。
VOLUNTAINERの方々はレーサーについてレクチャーを受け、参加者のサポートをしました。
レーサーは、重心が後方になってしまうと、前輪が上がってしまい転倒する恐れがあるので、参加者とVOLUNTAINERの方々2~3名がグループになり、レーサーを後方から支えたり、方向転換をサポートして会話を楽しみながら一緒にトラックを実際に走行体験しました。
VOLUNTAINERの方々も実際にレーサーに乗り、椅子に座った状態で乗るタイプのもの、正座をして乗るタイプのものなど体験してみて初めてレーサーの構造や乗り心地を実感し、新たな興味を持っていただけたようでした。初めてのレーサー体験に驚き、感動や喜びの歓声があふれ、みんなで一緒に楽しむ事ができました。
教室の後半には、参加者とVOLUNTAINERの方々が一緒のチームになり、3チーム(1チーム4名)による対抗リレーが行われました。
副島WRDは、レーサー経験者には走行アドバイスしながらトラック1周を付き添い並走したり、未経験者には基礎から分かりやすく説明をしてレーサーの魅力や楽しさを丁寧に指導していました。
まだまだ競技者数が少ない車いす陸上競技。
今回のような体験教室を開催することで、車いすに乗っている方にも乗っていない方にも興味を持ってもらい、同時に周りでサポートする環境整備やボランティア人材の育成・確保が進み、競技の活性化へつなげていくことを目指します。
主催:一般社団法人ウィルチェアアスリートクラブ ソシオSOEJIMA
(ホームページ:http://sociosoejima.com/)
▽スポーツレガシー事業への寄付のお申込みは、こちらからお願いいたします。