*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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スター選手たちがシカゴでの決戦に挑む
Bank of Americaシカゴマラソンの男子選手リストには、自身のタイトル保持を狙うゲーレン・ラップを含む、元チャンピオン3選手が名を連ねています。
既に出場が発表されていたラップとモハメド・ファラーに加え、2016年チャンピオンのアベル・キルイ、2015年チャンピオンのディクソン・チュンバの出場が決定。
2017年ボストンチャンピオンのジョフリー・キルイも、風の街シカゴでのレースに参戦するため、AbbottWMM大会の優勝経験者という意味では、計4選手となります。
しかし、出場選手中最速のタイムを誇る選手はこれらの優勝経験者ではありません。2018年のドバイマラソンにおいて、自己ベスト2:04:00で大会記録更新し、華々しい2018年シーズンスタートを飾ったエチオピアのモジネット・ゲレメウが、最速選手となります。
ゲレメウはハーフマラソンで1時間を切る記録を4回出しており、中国揚州鑑真国際ハーフマラソンで4回チャンピオンに輝いています。シカゴはAbbottWMM大会としては2レース目(フルマラソンとしてもまだ4レース目)となります。彼は昨秋のベルリンマラソンに出場し、3位という素晴らしい結果を残しています。
2014年のシカゴマラソンは、シカゴ歴代最速タイムトップ5のうち3つの記録が誕生し歴史に残るレースとなりました。チュンバはそのレースで自己ベスト2:04:32を出しています。(チュンバは、シカゴマラソン史上5番目に速いタイムを誇るランナーです。)
2015年に優勝したチュンバは2016年にタイトル保持を狙いましたが、アベル・キルイにわずか3秒及ばず、2位に終わりました。2010年にマラソンキャリアをスタートさせた彼は、17のマラソンを完走し、数々の素晴らしい記録を残しています。(優勝5回、2位5回、3位4回)シカゴはチュンバにとって2018年シーズン2戦目であり、シーズン初戦となった東京マラソンは、同大会2度目となる優勝で飾っています。この際に記録した2:05:30というタイムは、東京マラソン史上2番目に速い優勝タイムでした。チュンバはAbbottWMMシリーズXIにおいて、リーダーボード5位となっています。
ペース(1マイル当たり)が4:33から5:24まで変化するような不規則で戦術的なレースとなった2016年シカゴマラソンにおいて、強豪選手たちを打ち負かしAbbottWMM大会での初優勝を収めたアベル・キルイは、フィニッシュラインで歓喜のダンスを披露しました。翌2017年も優勝を目指して戻って来ましたが、ゲーレン・ラップの終盤の加速について行けませんでした。
キルイは戦術的なレースでも一定ペースのレースでも一貫して良い成績を残しています。2018年の初戦となったロンドンでは4位となっており、自己ベストは2:05:04です。またキルイは、2012年ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得、2009年2011年のIAAF世界選手権マラソンで優勝を収めており、出場選手中最も輝かしいキャリアのある選手としても際立っています。
ジョフリー・キルイにとってシカゴのレースは、日本を沸かせた川内優輝への復讐のチャンスでもあります。川内は、今年のボストンマラソンのレース終盤で、世界チャンピオンであるキルイを抜き去り、土砂降りの雨と凍える寒さの中、衝撃的な勝利を収めました。
女子選手も、2017年に2位となっているブリジット・コスゲイ(ケニア)、2度の表彰台フィニッシュを収めているベルハネ・ディババ(エチオピア)が名を連ね、豪華な顔ぶれです。コスゲイは、2018年ロンドンマラソンでもティルネシュ・ディババに次ぐ2位となっており、表彰台フィニッシュを収めています。
ベルハネ・ディババは今年の東京マラソンで、自身2度目となる優勝を収めています。
更なる詳細は、下記シカゴのリリースをご確認ください:
元チャンピオンのアベル・キルイとディクソン・チュンバ、そして2017大会2位のブリジット・コスゲイが、第41回Bank of Americaシカゴマラソンの海外エリート勢を率いる
Bank of Americaシカゴマラソンは、第41回Bank of Americaシカゴマラソンエリート部門に、世界で活躍する選手が多数出場することを発表しました。元チャンピオンのアベル・キルイ(ケニア)とディクソン・チュンバ(ケニア)が男子をリードし、女子では2017年2位のブリジット・コスゲイ(ケニア)と過去2度表彰台にのぼったことのあるベルハネ・ディババ(エチオピア)が注目です。彼らは、すでに発表され世界の注目を集めるモハメド・ファラー(イギリス)、川内優輝(日本)、そして大迫傑(日本)と共に出場します。
今年のエリート選手陣には、2:07分台以内の男子11名と、2:25分台以内の女子9名(3名のアメリカ人選手含む)が出場します。そしてアボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)シリーズXI(今年のロンドンで終了)のリーダーボードにおいて、男子8位までのうち5名、女子7位までのうち2名が含まれていることにも注目です。
シカゴマラソンのエグゼクティブレースディレクター、キャリー・ピンコウスキーは「私たちは素晴らしいエリート選手を招聘することができました。これにより表彰台の頂点を目指す高速レースが繰り広げられることでしょう。今年のエリート部門には、今まさに世界で活躍中の海外と国内のランナーが集まります。彼らがシカゴマラソンの偉大な伝統を継承し、新たな記録を刻み、記憶に残るパフォーマンスを見せてくれることを確信しています。」とコメントしました。
男子海外選手
ディクソン・チュンバが2:04:32の自己ベストを記録し、3位でフィニッシュした2014年大会は、シカゴの歴代5位までの記録のうち3つの記録が出た歴史的大会でもありました(チュンバはシカゴ大会史上5番目に速いランナー)。チュンバは2015年も出場して優勝し、2016年にはタイトル防衛を目指しましたが、アベル・キルイに3秒及ばず2位でフィニッシュしました。2010年にマラソンキャリアをスタートして以来、マラソンを17回完走しており、そのうち優勝5回、2位5回、3位4回という素晴らしい記録を誇ります。2018シーズンを東京マラソン2回目の優勝でスタートさせ、この秋に臨みます。2:05:30は、東京マラソン歴代2位の記録です。チュンバは、AbbottWMMシリーズXIリーダーボードで5位でした。
アベル・キルイは2016年シカゴで1マイル4:33から5:24の不安定なペースの中、戦略的レースで強敵をかわし、文字通り踊るようにフィニッシュラインを越えて、AbbottWMM大会における初優勝を果たしました。キルイはタイトル防衛のため2017年も出場しましたが、終盤でゲーレン・ラップにかわされ優勝を逃しました。戦略的レースあるいは一定ペースのレース、どちらにも長けているキルイは、2018シーズン幕開けとなったロンドンで4位となりました、彼の自己ベストは2:05:04です。キルイは、出場選手の中でも多才な選手のうちの一人であり、2012年ロンドンオリンピックマラソン競技で銀メダル、2009年と2011年の世界陸上マラソンで優勝しています。
モジネット・ゲレメウ(エチオピア)とBirhanu Legese(エチオピア)は、世界的強豪エリート陣に若さとスピードをもたらします。ゲレメウは今年のドバイで、大会記録と自己ベストを更新する2:04:00という衝撃の記録で2018年シーズンをスタートさせました。彼はハーフマラソンで1時間を切る記録を4回出しており、中国揚州鑑真国際ハーフマラソンでは4回チャンピオンに輝いています。シカゴはAbbottWMM大会としては2レース目(フルマラソンとしてもまだ4レース目)となります。ゲレメウは昨年の秋、ベルリンに出場して見事3位となっています。今年のエリート出場選手の中で最年少であるLegeseは、マラソンデビューだった2018年ドバイで、2:04:15で6位となり今シーズンをスタートさせました。マラソン競技に転向する以前はハーフマラソンのスペシャリストで、ニューデリー(2度)、ベルリン、アラブ首長国連邦でタイトルを獲得しています。ハーフマラソンの自己ベストは59:20です。
シカゴマラソンは例年通り、ケニアの強豪選手を風の街シカゴに招待しており、Kenneth KipkemoiとPaul Lonyangata、ジョフリー・キルイ、ビダン・カロキ、ステファン・サンブ、そしてオーガスティン・チョゲが出場します。Kipkemoiは、ハーフマラソンで59:01の史上25番目に速い記録を誇ります、そして2018年シーズンは、ロッテルダムマラソンを2:05:44で優勝し、自身のマラソンデビューを成功で飾りました。またKipkemoiは、ハーフマラソンと世界陸上(2013年モスクワ)10,000ⅿのケニア代表にも選出されています。
Lonyangataは、2016年シカゴマラソンで不安定なペースに振り回され4位となり、表彰台を逃しました。しかし2017年パリマラソンでは2:06:10の自己ベストで優勝し、2018年もタイトルを防衛し、パリマラソンでは約30年振りとなる連続優勝を果たしました。ジョフリー・キルイにとって、2017年ボストンマラソンで、24マイル地点でアメリカのゲーレン・ラップを引き離して優勝したことが、彼のキャリアにおける突破口となりました。この優勝が次にもたらしたものは、2017年世界陸上マラソンでの優勝でした。キルイは、この春タイトル防衛のためにボストンに出場しましたが、川内優輝の厳しい追い上げに対応できず2位という結果でした。10月のシカゴは、キルイ2度目の挑戦となり注目です。(彼は2014年にシカゴでマラソンデビューしていますが、途中棄権しています。)
10,000ⅿで2度オリンピックに出場しているカロキは、2017年に衝撃のマラソンデビューを果たしました。マラソンに転向する前は、約10年間トラックでスピードを磨き、世界陸上10,000ⅿにケニア代表として3回出場しています。カロキは今年、58:42という非常に早い記録でRas Al Khaimah International Half Marathon(UAE)を優勝し、ハーフマラソン史上4番目に速いランナーとなり(記録としては史上5番目)アッと驚かせました。2016年世界ハーフマラソン選手権で2位、そして最近ではロンドンマラソンにおいて2017年3位、2018年5位となっています。
Bank of America Shamrock Shuffle 8Kで4度優勝(そのうち3回が歴代トップ14位以内)しているサンブは、ファンに人気の高い選手としてシカゴに戻ってきます。2016年にここシカゴでマラソンデビューし、5位に入賞したサンブは、2017年も出場し再び5位を獲得しています。サンブの短い距離でのスピードは、マラソンでのより速い自己ベストを期待させます。今年はエリート部門に再びペースメーカーが導入されるため、サンブは遂に3位以内に入賞できるかもしれません。
2008年北京オリンピック1,500ⅿに出場しているチョゲは、人生のほぼ半分の年数を国際舞台で戦ってきました。ジュニア、そしてシニア部門で競ってきたチョゲは、4 x 1,500mリレーのケニアチームの一員として世界記録を保持(2009年IAAFゴールデンリーグ/ブリュッセル)、Commonwealth Games(2006年メルボルン)5,000ⅿ優勝、世界室内選手権の3,000ⅿで銀メダル(2012年イスタンブール)と銅メダル(2016年ポートランド)を獲得、IAAFダイアモンドリーグのタイトルを5度獲得、そしてIAAFゴールデンリーグで8度優勝しています。彼は2013年からロードレースにも取り組んでおり、ハーフマラソンでは59:26の自己ベストを保持しています。10月7日にマラソンデビューすることになります。
木滑 良は日本から、強力選手として既に出場発表されていた川内と共に出場します。北アメリカでのレースが初となる木滑は、2018年東京マラソンでの2:08:08の自己ベストと7位入賞という経験を糧にシカゴに挑戦します。彼のマラソンキャリアにおける優勝経験は、2016年北海道マラソンでの優勝の1回です。
女子海外選手
ブリジット・コスゲイ(ケニア)は、昨秋のシカゴでティルネシュ・ディババに次ぐ2位でフィニッシュする見事な走りを見せ、マラソン史上最も素晴らしいランナーの一人と言っても過言ではありません。シカゴで2位となったレースでは、2:20:22という自己ベストを大幅に更新する走りを見せました。9週間後のホノルルマラソンで、大会記録を5分以上更新する2:22:15で優勝しました。コスゲイは2015年にマラソンデビューして以来、活躍を続けています。最近では、2018年ロンドンで自己ベストを更新する2:20:13で2位となっています。AbbottWMMシリーズXIリーダーボードでは3位になっています。
ロザ・デレジェ(エチオピア)はドバイで、自身の自己ベストを3分以上更新する2:19:17という女子マラソン史上8番目に速いランナーとなる記録で優勝し、2018シーズンをスタートさせました。デレジェはドバイに続き、4月のイスタンブールハーフマラソンでは1:07:00で自己ベストを更新し、2位でフィニッシュしました。この冬に世界的評価を獲得する以前から、2016年と2017年の上海マラソンで優勝し、中でも2017年は2:22:43という自身2番目となる記録を樹立しており、彼女自身の名前を知らしめていました。デレジェの世界的マラソンデビューは、2015年(アルジェ)の2:34:02でした。それ以来9つのマラソンに出場してきました。AbbottWMM初出場となるBank of Americaシカゴマラソンは注目です。
ベルハネ・ディババ(エチオピア)は、2014年と2015年のシカゴで3位を獲得しています。そして、女子マラソン史上27人しか達成していない、2:20を切る自己ベストを持つ選手として今秋シカゴに出場します。ディババはこの冬の東京マラソンを2:19:51で優勝し、この特別なメンバーの仲間入りを果たしました。彼女のメイン競技はマラソンであり、今まで走ってきた14大会のうち、13大会で5位以内に入っています。ディババと同じエチオピアのシュレ・デミセは、シカゴマラソン初出場ですが、2015年と2016年にトロントで連続優勝してからは世界で活躍しています。2015年ドバイマラソンで、2:20:59の自己ベストを記録しています。2017年世界陸上(ロンドン)マラソンでは5位入賞を果たしています。2018年シーズンの幕開けとなった東京マラソンでは、4位に入賞しています。
安藤友香(日本)は2017年名古屋マラソン(23歳の誕生日4日前)で、日本人女子マラソンデビューとしては最速となる2:21:36を記録し、大きな話題となりました。初マラソンでのこの記録は、日本人女子歴代4人目の記録であり、2005年以降の最速記録です。この結果により、2017年世界陸上マラソン代表の座を掴み、17位でフィニッシュしました。安藤は2018シーズンを大阪マラソン3位でスタートさせましたが、今夏はトラックの5,000ⅿ、10,000ⅿでスピード強化に努めています。
2017年に素晴らしい走りを見せたマダイ・ペレス(メキシコ)も戻ってきます。マラソンで2度オリンピックに出場している彼女は、昨秋のシカゴで2:24:44で4位に入り復活を遂げました。彼女の昨年の記録は、シカゴでマラソンデビューして以来14年振りの記録です、そして11年前(2006年)のシカゴで記録した2:22:59が現在も彼女の自己ベストです。10,000ⅿ(2003年、2010年)のメキシコチャンピオンであり、Pan American Gamesマラソンの銀メダリスト(2011年)です。ペレスはまた、世界陸上のマラソンとハーフマラソンのメキシコ代表でもあります。アレクシー・パパス(ギリシャ)はインスタグラムで、「シカゴでフィニッシュテープを切りました(2015年、2015年) *26.2マイルをペースメーカーとして走りました(2014年) *10月にシカゴに戻ります *マラソンデビューという自分の夢をかなえます!」と発表しました。2016年リオ大会のオリンピアン(ギリシャとアメリカの市民権を所有)であるPappasは、情熱的で熱心なシカゴランニングコミュニティではよく知られた存在です。2015年と2016年のBank of America Shamrock Shuffle 8Kで優勝していますが、彼女のシカゴでの初ランニングは、2014年シカゴマラソンでのアメリカオリンピック代表選考のペースメーカーとしてでした。Pappasは10,000ⅿ競技で素晴らしいオリンピックデビューを飾っています。31:36:16でギリシャ記録と自己ベストを更新し、17位でフィニッシュしています。
それ他の注目選手は、Jessica Draskau Petersson(デンマーク)自己ベスト2:30:07、Vianey De la Rosa(メキシコ)自己ベスト2:32:01、Dayna Pidhoresky(カナダ)自己ベスト2:36:08、そしてHiruni Wijayaratne(スリランカ)自己ベスト2:36:35です。
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