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スムゴングが素晴らしい選手たちと共に、2017 VIRGIN MONEYロンドンマラソンに出場
4月23日(日)に大都市ロンドンで開催されるマラソンにおいて、リオオリンピックチャンピオンのジェミマ・スムゴングが、大会史上最強の女子選手陣を相手に、自身のVirgin Moneyロンドンマラソンタイトル防衛に挑みます。
スムゴングは昨年4月のロンドンで、アクシデントによる大きな後退から復活し、劇的フィニッシュで世界の強豪選手に打ち勝つという逆転劇を繰り広げました。32歳のスムゴングは昨年のオリンピックでケニア女子選手として初の金メダルを獲得し、リオで新たな歴史をつくりました。スムゴングはブラジルで、世界陸上北京大会チャンピオンであるエチオピアのマレ・ディババに勝利し、2016年における世界最強マラソン選手として自身の立場を証明しました。
自己ベスト2時間22分以内で走る選手が9名もおり、うち4名が自己ベスト2時間20分以内という今大会では、リオでバーレーンのユニス・キルワに次ぐ銅メダルだったディババが、スムゴングの一番のライバルとなるでしょう。
「ロンドンは全ての選手が優勝したいと願うマラソンレースです。タイトル防衛のために戻って来られることが楽しみです。」とスムゴングはコメントしました。
発表された出場選手の中には、昨年のロンドンマラソン3位までの3選手、リオオリンピック5位以内入賞の3選手、過去のロンドンマラソンチャンピオン4選手、そして昨年のアボット・ワールドマラソンメジャーズ大会(東京・ベルリン・シカゴ・ニューヨーク)のチャンピオンも含まれています。
記録上一番速いのは、やはりメアリー・ケイタニーです。昨年11月のニューヨークマラソン優勝でハットトリック(2014、2015、2016)を達成した彼女は、今回ロンドンで優勝することで、女子選手として史上4人目となるロンドンマラソンでのハットトリック(3回優勝)の達成も狙っています。ケイタニーは2012年、2回目のロンドンマラソンに出場し、2:18:37の記録で優勝して世界で2番目に速いマラソン女子選手となりました。しかし2015年は2位でフィニッシュ、そして、スムゴングの転倒に巻き込まれた昨年4月は、アフリカ記録保持者のケイタニーにとっては悔しい9位という結果でした。その結果、ケニアのリオ代表の座を逃してしまった35歳のケイタニーは、今回こそ実力を証明してくれるでしょう。
「私はロンドンを走るのが好きです。昨年は、レース前に病気をしたり、レース中に転倒したりしたので、私の本当の力をみなさんにお見せしたいです。目標はVirgin Moneyロンドンマラソンでの3回目の優勝と、オリンピック代表に選ばれてさえいれば優勝できたということを、みなさんの前で証明することです。」とケイタニーはコメントしました。
2016年シカゴチャンピオンであり、ロンドンでは2014年2位、2016年3位となったハーフマラソンの世界記録保持者であるフローレンス・キプラガト、昨年の東京マラソンで優勝し、2015年世界陸上北京大会銀メダルのヘラー・キプロプ、そして33歳でマラソンデビューとなるリオオリンピック5,000ⅿチャンピオンのビビアン・チェリオットもまた出場することとなり、ケニア選手同士の競争も熾烈となるでしょう。
素晴らしいケニアの5選手は、同じく優秀なエチオピアを代表する強豪5人にとって良きライバルです。昨年6位でフィニッシュしたマレ・ディババ、そして、3年前にロンドンでマラソンデビューして3位でフィニッシュし、オリンピックトラック競技で3回、そして世界陸上トラック競技で5回優勝している、マレと同じ名前のティルネシュ・ディババ、2015年ロンドンチャンピオンで昨年は2位だったティギスト・トゥファ、ベルリンマラソンで3回優勝し、フランクフルト、東京そしてロッテルダムマラソンでも優勝しているアベル・ケベデ、そして2010年ロンドンチャンピオンで近年のドバイマラソンで3回優勝しているアセレフェチ・メルギアが出場します。
これら10名の東アフリカ選手が4月23日のレースで先頭集団を形成することになりそうですが、彼らは他の強豪選手たちからも厳しい追い上げを受けるでしょう。元ヨーロッパ10,000ⅿチャンピオンのAna Dulce Felixは8位に入賞した2015年のロンドンマラソンで、自己ベストを記録しました。ポルトガル代表のFelixは、リオで16位という成績で今年のロンドンに戻ってきます。元コモンウェルスゲームズ銅メダリストのリサ・ウェイトマンはオーストラリア代表として出場。また、リオオリンピック選手のアリソン・ディクソンは、同じくイギリスのLouise Damen、Charlotte PurdueそしてSusan Partridgeとの世界陸上代表の座をかけた争いにおいては、代表の座に最も近い選手です。
「この素晴らしい出場選手たちとともに、女子マラソンに関わる全ての人が4月23日にロンドン集結します。私たちは素晴らしいレースを楽しみにしており、ロンドンの皆さんは世界の偉大なランナーを精一杯応援してくれるに違いありません。」とロンドンマラソンイベントディレクターのヒュー・ブレイシャーは話しました。
2017 Virgin Moneyロンドンマラソン エリート女子出場選手と自己ベスト記録
氏名 | 自己ベスト |
---|---|
Jemima Sumgong (KEN) | 2:20:41 |
Mary Keitany (KEN) | 2:18:37 |
Aselefech Mergia (ETH) | 2:19:31 |
Florence Kiplagat (KEN) | 2:19:44 |
Mare Dibaba (ETH) | 2:19:52 |
Aberu Kebede (ETH) | 2:20:30 |
Tirunesh Dibaba (ETH) | 2:20:35 |
Helah Kiprop (KEN) | 2:21:27 |
Tigist Tufa (ETH) | 2:21:52 |
Ana Dulce Felix (POR) | 2:25:15 |
Lisa Weightman (AUS) | 2:26:05 |
Andrea Deelstra (NED) | 2:26:46 |
Maja Neuenschwander (SUI) | 2:26:49 |
Diana Lobacevske (LTU) | 2:28:03 |
Laura Thweatt (USA) | 2:28:23 |
Krista DuChene (CAN) | 2:28:32 |
Kellyn Taylor (USA) | 2:28:40 |
Alyson Dixon (GBR) | 2:29:30 |
Louise Damen (GBR) | 2:30:00 |
Charlotte Purdue (GBR) | 2:30:04 |
Maryna Damantsevich (BLR) | 2:30:07 |
Susan Partridge (GBR) | 2:30:46 |
Tracy Barlow (GBR) | 2:32:05 |
Jenny Spink (GBR) | 2:35:57 |
Yelena Dolinin (ISR) | 2:35:59 |
Tish Jones (GBR) | 2:36:13 |
Barbara Sanchez (IRL) | 2:37:14 |
Hanna Vandenbussche (BEL) | 2:38:35 |
Vivian Cheruiyot (KEN) | Debut |
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