海外、国内の車いすマラソン招待選手、エリート出場選手を発表しました。
東京マラソン 2017 車いすエリートレース展望
昨年より国際化された東京マラソン車いすエリートレース。
昨年は、男子2名、女子2名の世界のトップ選手が出場、その中で国内選手はリオデジャネイロパラリンピックの選考大会として選考内容をクリアすることを目標に挑みました。
結果、洞ノ上浩太選手が男子3位の1時間26分01秒、土田和歌子選手が女子1位の1時間41分01秒で選考内容を突破し、リオデジャネイロパラリンピック代表推薦枠を獲得しました。
東京マラソン2017大会は、男女共にリオデジャネイロパラリンピック・車いすマラソン金メダリストが出場いたします。
海外招待選手男子は、アボット・ワールドマラソンメジャーズの、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、そしてリオパラリンピックと6大会を優勝しているHUG, Marcel/マルセル・フグ(スイス)選手をはじめに、昨年の東京マラソン2位のVAN DYK, Ernst/エルンスト・バンダイク選手(南アフリカ)、シカゴ・ニューヨークシティマラソンで3位のGEORGE, Joshua/ジョシュア・ジョージ選手(USA)。
海外招待選手女子は、リオパラリンピックでアメリカチームを差して金メダルを獲得した鄒 麗紅/スウ・レイコウ選手(中国)、MCFADDEN, Tatyana/タチアナ・マクファーデン選手、銅メダリストのMCGRORY, Amanda/アマンダ・マグロリー選手(USA)、ベルリンマラソン優勝のSCHAR, Manuela/マニュエラ・シャー選手(スイス)、ワールドランキング6位のSCARONI, Susannah/スザンナ・スカロニ選手(UAS)。
国内男子としては、昨年の日本人1位で日本記録保持者の洞ノ上浩太選手(福岡)、近年国内・国際大会でも著しい成長を見せている鈴木朋樹選手(千葉)、西田宗城選手(大阪)が出場。女子では、中山和美選手(神奈川)が世界のトップ選手を前にどう仕掛けていくのかが楽しみです。
私がレースディレクターとしてイメージする「世界記録を望む高速レース、東京マラソン」を期待できる選手たちが揃いました。
今年は新コース。昨年までの後半の高低差ある橋の登りは無くなり、イメージでは全体的にフラットです。後半も速度を落とす事なくスピード勝負で競い合ってもらいたいと思っています。誰が、何処で、どんな展開を作るのか「42.195km」 全て目が離せない大会です。今年も、スタートからフィニッシュまで選手たちの熱い走りへ、応援をよろしくお願いいたします。
東京マラソン車いすレースディレクター
副島正純