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マラソン招待選手、エリート出場選手の発表

2017年1月20日

海外、国内のマラソン招待選手、エリート出場選手を発表します。

招待選手、エリート選手一覧はこちら

東京マラソン2017 エリートレース展望

東京マラソンは、昨年の10回記念大会を終えて、今年は次の10年に向けて、新しい幕開けとなります。それにふさわしく、新しいコースを設定し、天候条件が整えば新しいレベルの高い記録が望めます。
近年、エリート選手レースを『世界標準』に近づけてくる中、「日本国内最高記録の2時間5分18秒をどうしても東京マラソンで更新して欲しい」そう言って今年で3年目です。3年目の正直で今年こそはと意気込んでおります。

そう言った中、まず男子のフィールドでは、名実ともに誰もが認める世界のトップ選手であるウィルソン・キプサング(ケニア 自己ベスト2:03:13)の招聘が実現しました。ウィルソンは、昨年のベルリンで自己記録を更新し、今回は高速コースになった東京で世界記録を狙うと公言しています。その一番の対抗馬は2014年・東京チャンピオンのディクソン・チュンバ(ケニア 自己ベスト2:04:32)、ツェガエ・ケベデも4分台の実力で2009年に樹立した自身の日本国内最高記録の2時間5分18秒の更新に意欲的、復活の走りに期待できます。

一方、日本人男子選手もロンドンの世界陸上の選考をかけて、熱い戦いが期待できます。まずは、ニューイヤー駅伝で好調ぶりを発揮した今井、2年ぶりの7分台に視界は良好です。それを追うのは、同じくニューイヤー駅伝で活躍したトヨタの服部勇馬、30km、1時間28分台のスピードを持つ実力で7分の壁を突き破ってもらいたいものです。その他、駅伝から好調をキープする旭化成の市田、コニカミノルタの山本、Hondaの佐野、JR東日本の五ヶ谷、また、ダークホースがMHPSの井上と、話題と見どころに溢れています。日本人選手には世界大会に出場するためだけの走りではなく、2020年を見据えて、世界のトップを相手にもがきながらも7分から6分台が見える走りを期待するのみです。

その見地からも、箱根を沸かせた学生ランナーが青山学院大学の下田を筆頭に実業団選手に負けない思い切った走りを見せてくれると期待します。

一方、女子のフィールドは、ルーシー・カブーを筆頭に自己ベスト2時間19分台、20分台、24分以下の選手が6人以上そろいました。昨年2位のアマネ・ゴベナ、日本ではおなじみのベルハネ・ディババの三つ巴の争いが予想されます。新コースでの世界レベルの大会記録が期待されます。
新コースになり、レース展開は運営側としても未知の世界ですが、佃大橋に代表される橋を2つ通らなくなったフラットなコースは好記録が生まれる条件を満たしています。

見どころの多い東京マラソン2017を皆さんでワクワクしてご観戦ください。

東京マラソンレースディレクター
早野忠昭

  • 東京地下鉄株式会社