2021年5月22日(土)、江戸川区陸上競技場にて、東京マラソン財団スポーツレガシー事業2021年度実施プロジェクトの一つとして、「パラ陸上チャレンジサポート『EDORIKU 車いす陸上教室』」が開催されました!(主催:江戸川区)
この教室は東京マラソン財団スポーツレガシー事業の寄付金を活用しております。
2021年度実施プロジェクトの一つである「パラ陸上チャレンジサポート」として、"体験機会を創出することで魅力を伝え、参加した方がその後も実際に競技を続けられるようにサポートする"という意図により、開催協力をしています。
本教室は全6回開催を予定しており、この日は第1回目でした。
講師は中村嘉代(なかむらかよ)選手(車いす女子100m元日本記録保持者)、サポート講師は渡邊敏貴(わたなべとしき)選手(パラリンピアン)です!
午前中は中村選手のもと、車いす陸上競技において選手のサポートをする「サポートスタッフ向け講習会」が行われました。
初回のこの日は初級者向けの講習として、"レーサー(陸上競技用車いす)"の扱い方や選手をサポートする際に気を付けること、また障害者スポーツでよく聞く「クラス分け」についてご説明いただきました。
「今回が初めてのサポートスタッフなので、何を質問すればいいのかも分からない」という方もいらっしゃったため、座学を短めに終えて、レーサーの乗り方やそのサポート方法など実技を中心に学びました。
午後はいよいよ車いす教室です!
年中さんから中学生の参加者が集まり、中村選手によるから参加者への個別カウンセリングから始まりました。
中村選手は「この教室を知ったきっかけ、参加した理由」「自分の障害のクラス」「この教室を通しての目標」等について聞いており、参加者に対し「できるだけ自分の言葉で答えてほしい。自分の障害を知っておくことは大切。」とお話ししていました。
カウンセリングの後は理学療法士の皆さんの指導のもと、準備運動のストレッチ!
ストレッチ後は中村選手からレーサーの仕組みやタイヤの空気の入れ方、レーサーの乗り方などを一から丁寧に教わり、自分で選んだレーサーに乗車しました。
レーサーを漕ぐときは「手首を返す」!
一見簡単そうに見えますが、ソフトグローブ使用時はこの「手首を返して漕ぐ」動作が難しいようで、初めてレーサーに乗る参加者は苦戦している様子でした。
そして待ちに待ったトラックへ出走です!みんなのこの日一番の笑顔が見られました。
中村選手は参加者一人一人の様子を気にかけ、しっかりと確認しながら、何度も丁寧に漕ぎ方を説明していました。
また車いす教室常連の参加者は、競技場を使って黙々と練習に取り組んでいました。
その練習風景はアスリートさながらで、近くで見ていた他の参加者からも「速~い!!!」という盛り上がりの声も聞こえました!
トラックでの走行に慣れた後は、スタートダッシュ、100mのレースを行いました。
国際大会と同様に、「On your marks, set...Go!」の掛け声で練習!
一番いい状態でスタートが切れるように、タイヤの置く位置や漕ぎ出すときの手の位置などを、中村選手から細かく指導していただきました。
最後に整理体操をして、第一回目の車いす陸上教室は終了しました!
この日が記念すべき「車いす陸上デビュー」の参加者もたくさんいらっしゃり、終日笑顔であふれた教室となりました。
また皆さんと元気な姿でお会いできることを楽しみにしています!
次回の開催は7月17日(土)です!参加者募集中ですので、気になる方はぜひお申込みください♪
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