2月23日(火・祝)、今年度の最終回となった「車いす陸上教室」が、江戸川区陸上競技場 にて開催されました!
この教室は、東京マラソン財団スポーツレガシー事業の寄付金を活用し、2020年度実施プロジェクトの一つ、『パラ陸上チャレンジサポート』として、"体験機会を創出することで魅力を伝え、参加した方が、その後も実際に競技を続けられるようにサポートする"ということを目的に開催しています。
講師は、中村 嘉代選手(写真後列左から2番目、女子車いす100m元日本記録保持者)、西 勇輝選手(写真後列右端、2017世界パラ陸上200m8位入賞)です。
小学生以上~18才までを対象とした第1部には5名の参加者が集まり、全員で青空の下楽しく走りました。
また、この日は"日本一パラを語れる女子アナ"として知られる、久下真以子さんも会場にお越しになり、参加者のみなさんと一緒に触れ合う様子も見られました。
今回は、レーサーを自由自在に操る基礎的な練習から、スタートダッシュなど実戦形式の練習まで、参加者1人1人に対して二人の選手が丁寧に指導を行い、徐々にレーサーを使いこなしていく姿が見られました。
そして、最後に行った100m競争ではタイムを計測しました。1本目はスタートダッシュの練習を活かして思い切り駆け抜け、中村選手と西選手から「最初の10mはとにかく前を見ずに全力でレーサーを漕ぐように」「とにかく真っ直ぐ直線で走る」といったアドバイスが与えらえました。それを受けた2本目の計測では、全員が1本目のタイムを上回る結果を出していました。
続く高校生以上を対象とした第2部にも5名が参加され、トラック全体を使った練習が行われました。
ラップタイムを計測しながら徐々にスピードを上げていく中で、西選手が先陣を切って参加者を引っ張り、中村選手は後方から声かけを行うなど、より競技を意識した形の練習となりました。
最後に、講師の中村選手と西選手から参加者に対して応援メッセージが送られ、今年度の「車いす陸上教室」を締めくくりました。
今後も、車いすに乗っている方、乗っていない方にも興味を持ってもらい、車いすの試乗からレーサー(競技用車いす)での練習等、競技として車いす陸上を続けていけるような環境づくりをサポートしていきます。
東京マラソン財団スポーツレガシー事業を通じて、パラ陸上チャレンジサポートへご支援いただきありがとうございます。
今後も車いす陸上競技者への応援、よろしくお願いいたします。
☆引き続き、寄付金募集も行っておりますので、ご協力いただけますと幸いです
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